Rd.12 ドイツGP決勝

ホッケンハイムリンクで行われたドイツGP決勝。予選PPは今季初のキミ・ライコネンマクラーレンメルセデス)。フロントローミハエル・シューマッハフェラーリ)、3番手はフェリペ・マッサフェラーリ)。次いではジェンソン・バトン(ホンダ)となり、王者アロンソは7番グリッドからのスタート。佐藤琢磨スーパーアグリ)は17番手から、山本左近スーパーアグリ)はフリー走行でのクラッシュもあり、ピットスタート
そして、フォーメーションラップの後、緊張のブラックアウト!各マシン1コーナーは安定した感じ。ほぼスターティンググリッド通りの配置でレースはスタート。しかし、早速トラブル発生。山本左近がピットから出ていない。どうやらニュートラルに入らないトラブルに見舞われている模様。彼はなんとかコースに復帰しましたが、その後もペースは全く上がらずそのままピットに入ってリタイアとなりました。
レースはキミ・ライコネンが引っ張る形で9周が過ぎようとしたところで、そのキミがピットイン!やはり燃料タンクは軽かったようです。3ストップ作戦なのでしょうか。・・・と思っていたら10秒を過ぎても発進しない?!15秒すぎでやっとピットアウト。明らかにチームスタッフのミスのようです^^;。
これでトップに躍り出たのはミハエル・シューマッハ。やはり彼の安定感は他にはないですな。
スーパーアグリ佐藤琢磨ですが、当初の混乱を潜り抜け、13位までポジションをアップさせましたが、徐々に順位を落とし、16位になったところでピットにバックで入ってしまい、そのままリタイア。今回はギアボックスの油圧系トラブルだとか・・・。新車投入後初のレースだけに、気合が入っていたでしょうが、残念な結果です。ただ、そのトラブルがなければ13位でも走っていけるだけのポテンシャルはあるのではないでしょうか?まだまだ開発の余地ありですね。
レースは終盤。いろいろなマシンがコースオフしてクラッシュしたりなど、タイヤが厳しいレースになってきました。トップはシューマッハ、次いでマッサ、そして3位にはバトンがつけていました。そしてライコネンがピットアウトし、バトンとの激しいバトルに発展!懸命に守るバトンでしたが、タイヤが綺麗なライコネンには勝てずに抜かれてしまいました。記念すべきホンダ300戦目をポディウムで飾ることは難しいようです。
良い位置を走っていたマーク・ウェーバーは、トラブルでスローダウン。久々に速さを見せてくれていただけに、残念です。
結果、優勝は、今回で3連勝を飾ったミハエル・シューマッハ。2位はフェリペ・マッサ。3位はキミ・ライコネンでした。
やはり、ライコネンは一回目のピットが大きく響く結果となりました。アロンソは5位につけてポイント差を最小限に食い止めました。しかし、最近のシューマッハの速さは目を見張るものがあるので、アロンソもあまり調子に乗ってられません。まだまだ後半戦が始まったばかり。これからの展開に期待したいと思います!