Rd.6 スペインGP

さて、3連勝を目前に控えたM.シューマッハフェラーリ)。母国での勝利を誓ってヨーロッパGPではエンジンを温存させたF.アロンソルノー)。果たしてどちらが情熱の国スペインでの栄光をつかむことができるのか?
予選では第2ピリオドでJ-P.モントーヤマクラーレンメルセデス)が脱落するなど波乱を含みました。そんな中PPを獲得したのは王者アロンソ!M.シューマッハは3位。フロントロールノーセカンドローフェラーリと言った、今年を象徴するようなスターティンググリッドになりました。スーパーアグリの2台は琢磨は20番手、モンタニーは21番手に終わり、レース完走へ向けての勝負になります。
さらに、J.ヴィルヌーヴBMWザウバー)が輸送中のエンジン損傷による交換で10グリッド降格になり、スタートがかなり面白そうなレースになりました。
レース開始は意外と穏やかな立ち上がり、アロンソは逃げてシューマッハを突き放し、追いたいシューマッハフィジケラに掴まってなかなかタイムを上げられずに苦しみ、差はどんどんと拡がっていきました。
ピットストップでもアロンソの前に出ることができないシューマッハフィジケラはかわすことはできたけど、アロンソには追いつくことが出来ませんでしたね。
後続としてはホンダとトヨタの対決でしたが、そんなに白熱するほどでもなく、スーパーアグリモンタニーがトラブルでリタイア・・・。モンタニーはちょっと運がないですね。琢磨はなんとか完走までこぎつけました。ヨーロッパラウンドでは初の完走。お疲れ様でした。
優勝は、やはり地元では強かったアロンソ、2位はM.シューマッハ、3位はG.フィジケラ となりました。
今回のレースは数年前のM.シューマッハを思わすような独走体制を作ったアロンソ。観ているこっちとしてはつまらないんですがw、それは仕方ないことです。
やっぱりバトルあり、クラッシュあり(ドライバーの生存は第一条件)、ピットでの騒ぎなど・・・ハプニングが観たかったですねぇ、1コーナーもみんな無難だったし、アロンソが逃げ切った形になっただけですしね。
やはり思うのは、スーパーアグリに新マシンを投入することです。SA05ではもう話になりませんよ。せめてミッドランドかトロロッソくらいに通用するようなマシンを作らないと今後マシン批判でほかのドライバーから批判を受けまくりですよ。今でさえ何かと(良い意味ではなく)有名なSA05ですからね。そろそろSA06を投入し、琢磨にがんばってほしいですよ。特にヨーロッパでは良いスタートをしたのにもかかわらず、マシンスピード、スペックの差から順位を落としていましたし・・・。あれは単に琢磨が上手くないのではなく、やはりマシンの戦闘力がぜんぜん追いついてないからだと思うんです。
やはり日本人ドライバーとしてはドンケツを走るよりも出来る限り前にいてほしいものです。
さて、次はいよいよ!モナコGPです!伝統の地コート・ダ・ジュールモナコマイスターの栄光を手にするのは誰なのか!楽しみです。